男女の自殺率格差の肯定が女性差別の根源だと言うと、「女性差別を生物学的性差の本質主義にしたい勢力の言うこと」と決め付ける人たちがいるのだろうか。「男女の自殺率格差問題を取り上げるのは、生物学的性差を取り上げることによって、男と女は違い、女性差別を当然視するバックラッシュ勢力の言うこと」と決め付ける人たちがいるのだろうか。
自殺は個人の問題ではなく、社会の構造によって引き起こされるものだ。
自殺対策支援センターライフリンク 「WHO世界自殺予防デー フォーラム2006」の下のほうにあるように
Suicide huge but preventable public health problem, says WHO World Suicide Prevention Day - 10 September
「自殺は深刻な、しかし防ぐことのできる公衆衛生上の問題である」 世界自殺予防デー(9月10日)
日本語訳は以下のサイトにある。
「自殺は深刻な、しかし予防可能な公衆衛生上の問題である」とWH0は述べています。(世界自殺予防デー 9月10日)
英語の原文は以下のサイトにある。
Suicide huge but preventable public health problem, says WHO World Suicide Prevention Day - 10 September
自殺は、防ぐことのできる公衆衛生上の問題とされている。
ここまでは自殺問題であることに変わりはないが、男女の自殺率格差問題のことまでは、指摘できていない。
性差医療に本腰 4月から聞き取り調査 厚労省
内閣府男女共同参画局が厚労省のデータを基に昨年12月にまとめた、疾患ごとの男女別通院数(1000人あたり)によると、認知症では女性が3・4人で、男性(1・7人)の倍となった。また、白内障は男性17・2人に対して女性33・0人、肩こりは男性16・0人に対し女性39・7人と、女性に多い症状であることが分かった。
病気の種類によって、発症しやすさに男女差があるという事実は以前から知られており、予防や治療の面で性別によって異なる対応をとることが有効だというのが、性差医療の考え方。
この性差医療の考え方を、男女の自殺率格差問題でも適用するべきだろう。
まず、自殺は防ぐことのできる公衆衛生上の問題である。次に、男女差があるのを性差医療の観点から考える。この二つのことを考えれば、男女の自殺率格差問題は、生物学的性差の本質主義であるという指摘は間違いだ。
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