ポジティブアクションとかアファーマティブアクションとか、積極的是正措置とか女性枠とか言われているものがある。これらを主張している者たちには、決定的な視点が欠如しているのではないのか。それは数字上の問題でしかないということだ。
クライン孝子の日記 ■2007/12/26 (水) 来年は女性力で日本の税金ドロ政治家追放を! http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=119209&log=20071226
というわけで、結論は、しっかりした日本の女性が積極的に 政治に参加して、日本を変えること! チャンネル桜でお馴染みのキャスターさんたちに、次回の 国政選挙には思い切って立候補してもらい、落選してもいいから 次を狙って奮起してもらうこと!
クライン孝子のような保守派女性の声は、保守派男性に確実に届いている。伝統と創造の会の会長である稲田朋美の例のように、保守派女性が日本の伝統を守るために先頭に立つという例が出てきている。
ウェブ言説でもそうだが、女だからといって左派思想であるわけがない。保守伝統を重視する女性が、ブログなどで日本の伝統の重視を主張することなどいくらでもある。
保守派男性が思っているのは、女性の社会進出をもっとしろという圧力の中での策のことだろう。その策の中では、保守思想を軽視する男よりは、保守思想を重視する女のほうがいいと思っているのだろう。
保守派男性の書き込みなどを見ていると、櫻井よしこを日本国首相にという意見もかなりある。保守派男性の櫻井よしこへの支持は相当なものだ。国家基本問題研究所の理事長は、他の有力な保守派男性を差し置いて、櫻井よしこがなった。
保守派男性のジェンダー観には、日本の母性主義への思いもあるだろう。平塚らいてうは『青鞜』発刊に際して、「元始、女性は実に太陽であった」と言った。保守派男性は、天照大神への思いが、まずあるだろう。実は天照大神は男ではなかったのかとも言われているが。
他にも日本の母性主義はあげられる。本来は、仏教は女性差別と言われる。だが、日本には観音信仰がある。これは、仏教の女性菩薩だ。法華経では女も成仏できることもあげられる。
他に、保守派男性が言うことに紫式部『源氏物語』などをあげたり、もっと前の卑弥呼女王をあげたりもする。他には、寺小屋が日本全国にあったことをあげて、女子教育は普及していたし、女性の識字率は世界一だったというようなことも言っている。
こういった日本の母性主義は、日本のお小遣い制にもつながり、日本の妻が家庭での権限が強いことにも関係があるのだろう。
これらの母性主義の主張には問題点もあるが、保守派男性がこれらの母性主義を認識し、「日本の神は女性だったのだから」という意見を見かけることがある。
保守派男性の保守思想は、その保守思想を守るために変革している。八木秀次もテレビタックルで言っていたが「本当の保守派はその保守思想を守るために変わるもの」というようなことを言っていた。何にも変わらないで凝り固まった思想は、本当の保守派ではない。
保守派男性は、保守思想を守り抜くためには、クライン孝子のような保守派女性の意見を聞き入れるだろう。「しっかりした日本の女性が積極的に政治に参加して、日本を変えること!」とういことだ。つまり、保守派男性は「女性の社会進出」を促進するのだ。
これは、保守派男性が女の中の差異を見ていることだ。女の中に差異があるからこそ、その女の中から保守派女性を担ぎ上げている。「女の中に差異がある」ことを認識しているフェミニズムの論理を保守派男性も適用している。
学者フェミニストであっても、「男たちが戦争を起こしてきたのだから、今度は女性たちが平和をつくらなければならない」若桑みどり『戦争とジェンダー』(大月書店)のような女本質主義もいる。保守派男性はそういう学者フェミニストよりも、よっぽどフェミニズムの理論を適用していることを意味する。
女性の社会進出度が国際的に遅れているというのは、数字上のことにすぎない。保守派女性の参画が進めば、女性の社会進出が進んだ国が日本であるとなる。思想がどうあれ、「女であったら問題ない」というのが女性枠などの数字上で解決を図るものだ。
保守派男性が保守派女性と接近し、櫻井よしこを日本国首相にという中で、女性枠の数字上の解決を図ろうとしているフェミニストたちの策はどう出るのだろうか。
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